無銘の感情

愛は人を殺すし、はては呼吸、その延長線に死が固まっているんだとすれば、東京、スラム街、サハラ砂漠、それら全てに美しく美しく、泣いて笑って、肉の欠片な僕がいる。すとんと、床に落とすように、だれかの大きな愛は時に憎く、煩わしく、締め付ける。こんな感情に名前をつけなかったわたしたちは愛おしい

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る