無銘の感情

愛は人を殺すし、はては呼吸、その延長線に死が固まっているんだとすれば、東京、スラム街、サハラ砂漠、それら全てに美しく美しく、泣いて笑って、肉の欠片な僕がいる。すとんと、床に落とすように、だれかの大きな愛は時に憎く、煩わしく、締め付ける。こんな感情に名前をつけなかったわたしたちは愛おしい

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