58.GATSBY WOMAN/濱田金吾

 濱田金吾。

 浜田省吾とごっちゃになりそうな名なんだけど、全然ジャンルが違う……


 この曲はアルバム「MUGSHOT」の一曲目なんだけど、まーこれが配信されてるって知った時にはありがたかったですわー。


 というのも、この方というのがどうもイメージアルバム(「アーシアン」「ハートカクテル」とか)のプロデュースとかの裏方に回っていて、「あのアルバムは何処?」状態だったんですね。

 じゃあこのアルバムはCD化されなかったかというと。

 されてはいるんですよ。2001年に。

 ただ気付かなかった…… そして今はプレミア! 5000円以上ですよ。

 まあワタシ個人はこのアルバムの中では格別にこの曲が好きだったのでDLで済んだのですが、いやあ何というか。


 何か「男を捨てて(理由はともかく)飛行機に乗って海外に行ってしまう女と、置いていかれた優柔不断な男」というシチュの曲が好きなんですが。


・杉真理「ラストナイト」

・林哲司「君の理由」

・きゅうていぱんちょす(杉山清貴のデビュー前のバンド)「乗り遅れた747」


もそういう題材なんですよねー。

 しかもそういう曲に限って実にさわやかな曲! 曲に騙されるという楽しさですよ!

 ご多分に漏れず「ギャツビー・ウーマン」も

 https://www.youtube.com/watch?v=6AieIgfERPM

 こういうイメージですもん。

 この「気流の中俺を飛ばしてくれ」というのは繰り返されるんだけど、最後のフレーズでは「優しげな奴とせめて」とつくんだよなー。

 この辺りに他の曲と同じ「憎めない情けなさ」が出てくるんだよ!


 だがしかしそういう「情けない男」にシンパシーを感じて中学高校時代を送った女とわ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る