Sazarero Sonnyd

碧く澄んだ瞳は

雲の奪われた青空と

純水の海が限り無く続いて行く様で

光線となり羽根は駆けて行く

尾は小さな槍に霧散していく

それを途切れない様に

羽根は丸の中を行き交う


その刹那はメンソールの様に冷たく甘い

喉元を僕の唾は締め付ける

水を掬い上げて空中に散らす

その深過ぎる瞳が怖くて

汚してしまいたい


加速して行く風景に

それは何を映すのだろう

硝子の網膜に見せられた

あまりにも輝いてるその瞬間

音がひと蹴りで遥かへ行くのを

当たり前に見通してしまう

僕を保護する肉の内側の穴すら

刃を滑らせなくても見えてしまう

それでもHELLOと手を降る

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