短編詩#7

『fizzy 36g』

無口な草花を飾りにして

優しく包む様に握っている

電気を消せば忙しく夜が来た

不思議なタネを空に植えよう

空に生えてる木を眺めよう


吸う肌は綺麗さ

側に遺体 怖いんだ

美しいロマンス

炭酸ジュースの弾ける

泡みたいに夢を見せてよ


ガラス瓶のコーラの中

水着とゴーグル着けて

吸込まれる様に飛び込もうよ

溜め息の理由なんてもんは

甘くなって空に散ってしまうさ


幸せになり 太陽

心は何処にある

シューズは羽根付き

スキップして翔んで行こう

信号に電子音で声を発す


スクラッチを聴いていた

スプーンでヨーグルト抉る様な

そんな音を聞き入ってたんだ





『2012』

僕は何時まで君の星に輝ける?

輝き方と数えられ方は違うんだ


面白いねとアイロニー口にして

甘みは何処へやら苦みだけ残る

口紅をつけて大人になりかけの

あいつのプライドを踏み付けよ


口車乗せられて風は心地よい?

2012年潜れば滅ぶとか馬鹿


戯言を吐いてるノンシューラー

奇抜と意味不明は違うのを知れ

ユーモアじゃなくユートピアに

浸って笑うからさ僕は冷めてる


波の言葉を聞くのに呆れるの?

メルヘンもロマンスも枯れてる


美貌だけをカンパニー失望する

見えない兎達は依存しているよ

笑わせるよ賄賂に覗きに行こう

そんな奴じゃなくて綺麗な海を


2012年にこの星が滅ぶの?

思い出して慌てれば良いじゃん





『72spine』

砕けて昨日は星になる


夜を剥す事により繰り返される


深緑した夢の君を振り向かせる


決定的な一言が僕には今は無い


透ける瓶に白い砂を入れて


この先の誰かに届けようか?


受け取ってくれる筈さ


意味も無いメッセージに


宿命を感じてるかもね


思った事が意味になるんだよ


世間はそれで出来てるのに


深海ブルーな街の層に沈むよ


僕達のフレンドに語りかけよう


あの空はいつから染まるんだと


無差別な言葉は惑わしの合言葉


それに温もり感じたら同意しよ


神には雷を親切には相槌を


花には潤す水をやる


別に言いたい事なんて無いんだ


でも会いたい気持ち


まだ分からないか?


永遠の波が孤を変えたよ





『BLOOD HAMMER』

彼女は崖にてタイタニックの名シーン

揺れる影にエラいパニックの名人

血糊の付いたハンマーは

夢を確かめる為の過剰な癖


挨拶はでっていうな可愛い恐竜

改札は減っていくな顔をは良い巨乳

性格が捩じれていて

ドライバーに自ら跨がり締める


死にたい訳を知りたいのだ

力になれるかもしれない

嗅ぎたい汗と嗅ぎたいソーダ

散らかりなれるシンデレラよ


ディスコムーンスーサイド

テスト蒸す再度

フランティクザックロワイヤル

腐乱エッグ咲く怖い奴


超常現象 日常茶飯事

頂上天上 一応さパンチ

まだ声は聞こえるか?

天皇象徴 鳥は羽根で飛ぶ

健康尊重 時は避けて呼ぶ

まだこれは叱れるか?


ラッパー気取りのラッパ吹き

パラサイトマザーの薔薇サイト

彼女は嬉しくてハンマーで確かめる

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