募金

#1

明け方の街をジョギングしているとボーイスカートが箱を持っていた

僕はそこに少ないけどけど三円

いつ使って残ったのか分からないがポッケに有ったので募金をした

翌日もジョギングをしていたらボースカートはいたが警察も居ました

彼はどうやら詐欺師だったそうだ

ものすごくキラキラしていた目が全てに対して見下すような眼になってた

43,923円の人の善意を彼は騙した

3円の善意を私から騙し取った

結局その募金は遠い国の人の元に届いた

悪意に汚された善意は遠い異国の子供達を救っている

だけどなんだか気分が悪かった


#2

コンビニで小銭が余ったから募金しよう

これは善意の現れ?

余ったからそんな理由で募金して遠くの民は助けられる

目が見えるようになって

栄養がしっかりと摂れ

小さい村には井戸が出来る

でもこの距離が近かったらやり辛いなって思った

子供たちや老人がありがとうと感謝をされる

余ったお金をポイっと投げたらありがとう言われ

ぎゅうって手を握られるんだ

適当な気持ちで投げ入れないようにしている


#3

本当に貧しいのは発展の力

釣り糸を持たせて釣りの仕方を教えてあげるのはどうだろうか

薬・食糧だけでは助けにならないよ

可能性を広げるんだ

発展途上国

広げるのは僕らじゃなくて彼らなんだ

だから釣り糸を持たせて釣りの仕方を教えたらどうだろう

きっと個々が進んでいくから


#4

僕にありとあらゆる才能を募金してください

僕に時間を募金してください

今が足りない

今が足りないんです

奇跡の実現がもう少しなんです


#5

その手が菓子なら食糧には困らないの?

眼なんてなければ困らないの?

ものなんてなければ困らないの?

肌とかなければ困らないの?

差がなければ困らないの?

何より心が不足してる

全てこれが満たされればいい

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