鬼は帰ってしまった
僕の家の犬小屋が潰されて大きな足跡が残った
残念だけど飼い犬は助からなかった
けど飼い犬の残したメッセージを僕は見逃していない
更に向こうで畑の小屋が潰されたそうだ
足跡は無くなったけど血液がある
僕はそれを枯れ草で見つけた
それを追いかけると何時か爺さんが言っていた
防空の穴らしき所に辿り着いた
僕はそこに恐怖はあったけど止まらずに進んで言った
すると体育座りをしている鬼が理解をしていないが
ごめんなさいと言っていた
山の下では鉄砲を持っている大人たちが血液から鬼を探そうとしている
許せないのだがここに住んでいて
初めて山を下りてであった生き物が飼い犬だと驚いてしまうのは無理があって
事故だったんだとするしかない
鬼の目には涙があって責任という罪悪感がでていた
だから君はここに出て上にいってそこを下った森で暮らすんだ
僕は君に生きてもらうことが償いになるよと言った
鬼は帰って行った新しい家に帰って行った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます