だから僕は制服を捨てた
上田あっすう
詩集: だから僕は制服を捨てた
雨の歌
雨が降る 一粒一粒に意思があるなら
ウンコ落ちる奴は変わって欲しいと思っているに違いない
俺なら嫌だ落ちたくなんかない
大規模な雨雲からの一粒になって落ちたくない
しかし落ちなければならない
俺は最後まで落ちない
変わりは居ないのかと叫んだけど誰も居なく落ちていった
猛スピードで地上に着く時
僕はウンコに落ちる事になった
嫌だせめて道路に落ちたい
誰か変わってくれと叫んだけれど
誰も変わりなんていやしない
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