第29話 続・「七代目」について

 完結しましたー。

 読んでくださって多謝。

 途中で紫とユカリがごちゃごちゃになってないか? とかまああることはあるんですが、これ書いた時期が全部違う四つの話を「ん? こう置いたら一つの話にまとめられるな」と章立てして構成しなおしたものどす。

 つか、ボツにした~書けなかった部分も昔ありました。

 カラ・ハンでナギが昔どうしたこうした、カドゥンとはどういう関係だったのか、ダリヤやイチヤとどう知り合って自分の正体を見せつけられたのか、ということがあったんですが、……そこんとこのテキストが無くなりまして。

 まあいいんですよ。

 そこんとこはわざわざこの二人が彼女の心臓ぶっさしてそれでも生きてるぞお前死ねないんだぞ、と見せつけるとこなんですから。この当時のナギは死にたかったひとなんですが何故か死ねないという精神状態だった、という部分でして、そこんとこに当時惚れてたカドゥンが心配していたりしてたんですが、一緒の時間は過ごせないんだな、ということでナギが去ってくとかそういう感じだったという記憶。

 そういうとこは薄めて「落ちてきたもの~」で語らせる程度にしました。

 ……のですが、薄めたもの自体も結構昔書いたものなので、その前の設定どうだったよ! と記憶掘り返すのがたいへん! という感じどす。

 んで、ナギは「中途半端な皇后」なんで、十年に一歳くらいは歳とります。それでもシラさんとは見かけがどんどん離れて行くので、色々偽装したり、いつかは離れていくかもしれないでしょうな。

 六代目皇后、七代の皇太后なカラシュは帝国を横断列車で出て行きます。

 初代ダリヤさんと三代イチヤさんは未だにどっかでふらついてます。天下御免が無くなっても、まあこのひと達は生きていけるでしょう。……むしろカラシュが生きていけるかの方が何ですが、いずれダリヤイチヤの何だかんだでぶつくさ言いながら出会ってたり一緒に行動してる二人がそこんとこはアドバイスくれるんじゃないでしょーか。

 シラ嬢がナギがあっちでどっかんしている間にどんな手練手管を使ってご令嬢ご夫人方をたらしこんだかも何かしらあるんでしょうが、まあそれはそれで。


 書いた時系列からすれば、カラシュの話が最初だったんですよ。

 その後「西向き」で女子留学生といえば津田梅子と山川捨松だよね、という感じで、いやまるでアーランとは違うけど、明治的な。

 で、七代目はそれより百年ほど後なんで、まあ。普通にタクシーも走ってるぜ、というくらいの時代に。


 そこから逆算して現在の四代目書いてるんですな。

 で、六代目でわざわざ女性が~を出したからには、五代目辺りで女性が政治に参加できなくなった理由が欲しい訳ですよ。ということで今それを書いている訳ですがな!

 では五代目の皇后ってのはどうなるんだ? というのがあるんですが。

 それは現在の流れのままに~ですよ~

 見えるとこと見えないとこがあるんで、そこはまだ。ただ五代目の皇后は六代目以降に出てこない、というとこは確かどす。


 まあともかく読んでくださった方ありがとざんすです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る