第2話 天之馬の孤独

天之馬が凍てついた一面の漆黒の夜空を

飛翔するときには、

夢と、孤独だけが天之馬の友だった。

それが、身体を満たしている事が

天之馬の誇りであるが故に、

天之馬は、だれからも拘束されない自由な

野生の天之馬でいることができた。

天之馬は、

自分を繋ぎ止めてくれるものが欲しかった。

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