羊羹行動食の日々

 気がつけば葉桜の頃となっていました。

 年度末年度始に諸々重なり、活字にまつわることに時間をとれず、おちおち食事もとれずにいるうちに、前回の更新から約一ヶ月が経とうとしています。


 皆さま、お元気でしたか。


 純粋にネット外のことで忙殺されてました。

 日頃の準備が大切なのだなと、しみじみ。

 と、しみじみしてる場合ではないことばかりで、体力気力削られました。

 カロリー摂取に栄養補助食品では味気ないので、さまざまな味わいのひと口羊羹をかじりながら、自分に活を入れる日々でした。


 ひと口羊羹といえば、以前いただいた大阪本家駿河屋のスティックサイズの小形羊羹が小粋な味わいでなかなかよいです。

 ホームページに「ちょっとしたお持たせにも好適です」とありまして、確かに、日本茶のみならず、紅茶、コーヒーにも合うので、いただいたらその場でお茶をいれてご一緒に、とお誘いしたくなるおもたせです。

 ラインナップは、駿河屋さんといえばの「夜の梅」、秀吉ゆかりの「煉羊羹」、洋菓子もかくやの「焦がしキャラメル」、初夏の味わい「瀬戸田レモン」、シックな佇まいの「黒糖珈琲」、意外性がうれしい取り合せ「抹茶ピスタチオ」。

 エネルギーチャージもこうした風情溢れるものだと気持ちもあがります。

 

 大阪駿河屋から暖簾分けした堺駿河屋は、歌人与謝野晶子の生家です。

 彼女は店番をしながら歌を詠んでいたとのこと。

 晶子氏が現代に転生したら、パティスリーのショーウィンドーで接客しながら、詩歌をポチポチ打っているのかもしれませんね。


 いただいてうれしかった「おもたせ」さんありましたら、ぜひご一報を。



 では、皆さま、今日はこの辺で。


 


 


 

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