今日から休みだー!

「じゃあ、部屋分けをするか」


 部屋の間取りは一階に大部屋やキッチンなどの全員が使うようなスペースがある感じだ。そして二階に沢山、小部屋があるって感じだな。


「でも実際どこでも部屋の大きさは変わらないんだよな」

「じゃあもうどこでもいいじゃん。右から順番に入って行ったらいいんじゃない?」

「確かにそれなら楽そうだね」

「はい私もそれでいいと思います」

「じゃあそれでいいかな」


 と、すぐに部屋の場所が決まった。


「じゃあ、取り敢えず自分の部屋で荷物の整理とかしたら、またここに集合なー」

「「「はーい」」」

こんなに適当でもいいのかなとか思いながら自分の部屋に移動した。


「ここが、俺の部屋かー」

「綺麗なところですね」

「えっ! ああ、アルルか。誰かと思ったよ」

「はい、私はショウ様と同じ部屋でよろしいでしょうか?」

「それはもちろんいいぞ」

「ありがとうございます」


 そうしてアルルと喋りながら部屋の整理をした。


「いつから出発したらいいと思う?」


 部屋の整理をしている途中にアルルに聞いた。


「そうですね……。多少は時間を開けたほうが良いと思いますが」

「やっぱりそう思うか。物作り大会頑張ったし五日くらい休んでもいいかな」

「五日……ですか」

「ああ、多いかな?」

「いや、いいと思います。その休みの間に皆様で色々なところを回ってはいかがでしょう」

「ああ、それはありだな。じゃあ部屋の整理もほぼ終わったし下に行くか」


 俺が一階に降りようとしているところでアルルに「一つだけ」と止められた。


「皆様とどこかに行かれる時は一対一の方がいいと思いますよ」

「そうか? みんなと行った方が楽しいと思うけど」

「それは、御三方と遊びに行くのが終わった後でも行けますよ」

「まぁ、それはそうだな」

「一人ずつ親睦を深めるのも大事だと思います」

「じゃあそうしてみるよ」


 アルルと一つ約束をして下に降りた。

 しかしもうみんなが揃っていたため早速話す事にした。


「明日から五日間休みにしようと思ってるんだが、どうだ?」

「良いと思うけど、そんなにも良いの? 魔石のこととかあるし……」

「まぁ、最近忙しかったし、休みも多い方がいいかなって」

「確かに忙しかったですけど……」

「大丈夫。俺どっちかっていうと無理しない主義だし」

「っふふ。ショウさんはだらしないですね。これが本当にあの魔道具を作った人なのでしょうか」


 自分の主義を言うとセツナに笑われた。


「まぁ。それは事実なのよねー」

「うん。そうなんだよね。びっくりするけど」


 と二人にも少し言われた。


「俺ってそんな変か?」

「「「「間違いなく変!」」」」

「そうか……」


 みんなにはっきり言われたが、他のアニメとかの主人公に比べたら、マシだと思うんだけどな。アニメの主人公と比べるのは、おかしいと思うが。


「まぁでもそう言うことだ。だから明日から、まぁ今日入れたら六日だな。それくらい休みになるから、そのつもりでな?」

「はーい」

「分かりました」

「休みは嬉しいですが何をしましょうか」

「それなら——」


 いきなりの休みで、セツナが戸惑っていたがすぐにシエラが案を出したりしていた。すぐに馴染めて良かったな。

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