第3話 忘れられた包丁Level Max

 少女は狼との友情と母親からの命令に板挟みとなり、次第に心を病んでいった。

 遂に耐えきれなくなった少女は近くにあった麻縄を手にとり首を括る。

「これでもう、狼さんを殺さなくてすむよね」

 後で事情を知った狼は少女の母親に古びた包丁を突き立てた。

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