19日目 大戸先生の喜色編3

大戸先生は千代先生の家に来ていた。昼12時になり、千代先生は昼食をつくることに。大戸先生は、千代先生の兄の娘・瑠花ちゃんと遊ぶことになった。


〈瑠花〉ねえねえ、おにいしゃん、これやりたい


〈大戸先生〉ん?なにをやりたいの?あ、ブロックだね!よし!やろうか(かわいい!)!


瑠花ちゃんと大戸先生はブロックで遊んた。積んだり、家の形を作ったり、倒したり。

そんな時だった。遊んでいる時間から30分後に千代先生からお呼びがかかった。


〈千代先生〉瑠花ちゃん、大戸先生、ごはんできましたよ!


〈大戸先生〉よし、できたみたいだよるかちゃん、行こうか


〈瑠花〉はーい!


と、瑠花は元気に返事をして、リビングにある机に向かう。


〈大戸先生〉ははは!かわいいな!


大戸先生と瑠花ちゃんは椅子に座った。すると、千代先生は食器を用意して、昼食を盛り付けて二人の前においた。千代先生が作ったのは、食べやすいきのこ和風パスタを作った。


〈大戸先生〉おおっ!パスタですか!?好きなんですよ!


〈千代先生〉よかった!どうぞ!食べてください!


〈大戸先生〉はい!いただきます!


〈瑠花〉いただきましゅ!


〈大戸先生〉るかちゃんえらいね!ちゃんといただきますって言えたね!


〈瑠花〉うん!


大戸先生は一口食べた。


すると、前の椅子に千代先生は座る。


〈大戸先生〉おいしい!さっぱりしてて食べやすい!


〈千代先生〉ありがとうございます!あ、そうだチーズ要ります?


〈大戸先生〉あ、貰います!


大戸先生は机の左にあるチーズの入れ物に手を伸ばした。大戸先生は一回立って、体を前のめりになる。

それと、同時に、千代先生もそのチーズの入れ物に手を伸ばし、同じく体が前のめりになった。二人は同じ行動を取ったので、次の瞬間、大戸先生には凄く死にたくなるような嬉しい出来事、瞬間が起きた。


〈大戸先生〉よいしょ


〈千代先生〉んっ


と、体が同時に前のめりになる。すると、息がぴったりあい、大戸先生は千代先生のほっぺたにチュウをしてしまった。その瞬間、大戸先生と千代先生は目を合わせていた。


大戸先生は慌ててその場から下がる。


〈大戸先生〉あっ!!いや、ごめんなさい!


〈千代先生〉いえ、こちらこそ、ご、ごめんなさい.....


〈千代先生〉あの、チーズです


〈大戸先生〉あ、ありがとうございます


千代先生は耳まで真っ赤にして、顔を反らした。よほど恥ずかしかったみたいだ。


大戸先生はそんな千代先生を見て、この人と付き合いたい。本気で思った。あんな顔魅せられては、好きにならないわけない。そんなどぎまぎした場面を瑠花は不思議そうに観ていた。


大戸先生は思った。顔と心臓が爆発してしまいそうだ。そう思った。


千代先生も思った。恥ずかしくて、死んでしまいそう、消えてしまいそう。

そうなういういしいことを何度も思った。


ー 19 大戸先生の喜色編3 ー おわり

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