10. カクヨムライフ楽しみましょう

 カクヨムさんについて、色々呟いてきました。


 ここで、私がこのエッセイを書くにいたった経緯を少しだけお話します。

 ここからは主にカクヨムで執筆していらっしゃる方に向けたお話になります。


 実は私、別のサイトで執筆をしてみようかなと模索していました。

 カクヨムさんを嫌いになったというわけではありません。ただ単に新しいことを何かしてみたかったのです。


 そこで、他の方が書かれた投稿サイトの比較を読みました。

 するとまあ、皆さんカクヨムの評価として同じことを出しているんですね。


 カクヨムは執筆者ばかりで、読む人がいない。


 まあそうだよね、とは思いました。

 読み手は少ないです。それはカクヨムさんで活動した一年ちょっとで私も感じています。


 私が活動してきて、たしかに読者の少なさに心が折れそうになることもありました。

 でも最近は少し心境が変わってきたのです。


 せっかくなら、その心境の変化を他の方にも知ってほしいなと思ってこのエッセイを書きました。

 もちろん純粋にこの一年ちょっとの活動期間で私が思った素朴な想いも綴っていますが。


 このエッセイを読まれた方は何となく気づいているかもしれません。

 この人、他の方の作品読めってめちゃくちゃ勧めてくるじゃないか、と。


 そうなんです。他の方の作品読んでほしいんです。


 読者が少ないことは、きっとたくさんの人が思っています。

 もっと読まれたい。評価されたい。そう思う人はたくさんいます。

 でもそう思っているだけじゃ何も変わらないんですよね。

 圧倒的に書き専の方が多いカクヨムで、「自分の作品は読まれたい。でも他の人の作品は読まないよ」というスタンスをみんなが貫けば、そりゃあ読者なんて増えません。


 それならば、私が読んであげましょう!

 ある時私はそう思ったのです。

 みんなが「読者が少ない」と嘆くのであれば、私がそのお悩み解決してあげましょう。


 もとより私は作品が読まれないことの悲しさを知っています。そして作品が読まれた時、感想をもらえたとき、その喜びも知っています。

 私が作品を読むことで、きっとその作者の方は少しでも報われるのではないだろうかと思っています。


 だから私は誰かの作品を読みたいです。


 もちろん、読み手になることでいいことだってあります。


 皆さん、自分の作品に感想をもらえたら「どんな人が感想くれたのかな?」と気になりませんか?

 もしかしたら、相手の作品を試しに読んでみようと思う人もいるかもしれません。

 自分が読み手になることで、自分の存在をアピールして自分の作品の読者を増やすこともできるかもしれないんです。


 そして、読み手として色んな作品を読むと、「この表現うまいな」とか「このキャッチコピーの付け方すごい」とか、学びがあります。

 それを自分の作品作りに活かせたら素敵ですよね。


 無理して他の方の作品を読む必要はありません。

 気になった作品を読んで、面白いと思ったら素直にそれを表現してみる。

 いいなと思ったら応援を送ってみる。他の人にもおすすめしたいと思ったらレビューをつけてみる。

 そういう読む楽しさをもっとたくさんの人が持てたらいいのではないかと思います。


 書き手として、他の方の作品がたくさん評価されていれば嫉妬もしますし、もやもやもします。評価をされている他の方の作品をみるのが辛いこともあるかと思います。

 でもそれだけではただ自分が疲れるだけじゃないですか。

 もやもや悩むより、他の方の作品を好きだといえる自分になれた方がずっと楽だと、私は思います。

 最初は少し辛いかもしれないけど、踏み出してしまえば、案外楽しいものですよ。だって素敵な作品がたくさんあるんです。


 どこから取り掛かればいいのか分からないという方は、ピックアップや自主企画をのぞいてみてください。

 きっと好みの作品に巡り合えますよ。


 書くだけではない、読むことの楽しみももっと広まってほしいです。

 あと私の作品も読んでほしいです、という思いも密かに込めて。


 カクヨムライフ、みんなで楽しみましょう。

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