パパシモン

宿命

人間として生まれた。物心ついたら親がいた。

その男女の間に生まれたのだ、と理解する。

その男女には過去がある。過去を我に継がせようとしている。

やめてほしい。しかし、逃れられない。


人間という動物として生きている。

生き方は自由である。子孫を残す残さないも自由。

しかし、その男女の下に生まれたという事実がある。

考え方や生き方をその男女から多く学んでいる。

生きているのは、その男女のおかげである。

そのおかげで生きている自分は、その男女の血を継いでいることだ。

逃れられない事実。

無意識でも、思考や行動が移っている。


生きている限り、血が細胞が循環、生成されている限り、命が続いている。

この事実、とっても受け入れることができない。

1つの真っ白な命に、仕事の引継ぎのようなプログラムが入っている事実を受け入れることはできない。

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