第27話 轟け!赤ちゃん音頭(前編)

 サトリ:人間の皆さんこんばんは、ナレーターのサトリです。不死鳥島の近海に生息する星獣グランマケートス。久々のビーストガーディアンズはこの危機をどう乗り越えるのでしょうか。


 天界時間19:00 不死鳥島近海


 海面から浮上するグランマケートス


 ミシェル:デ、デッカ‼︎


 シャルロット:あのサイズなら巨獣で見慣れてるでしょう?


 ミシェル:いや。いくら見慣れてるからって、天界の星獣は規格外のデカさっスよ。


 杏:お静かに!何か頭辺りから聞こえるです。


 木花:聞こえる?頭から?


 耳を覚ますと赤ん坊の泣き声が微かに聞こえる


 木花:あ、本当だ!赤ちゃんの泣き声が聞こえる!


 赤ちゃん:ほんぎゃーーーっ!ふんぎゃーーーっ!


 リタ:きっと怖がってる、可哀想。


 ミオ:お助けしたいでにゃんすぅ。


 雛:ウチ、あそこまでは飛べまへんえ〜。


 グランマ:ん〜?なんだか頭の上が騒がしいねぇ。


 小雪:グランマのばっちゃ!オラ達をばっちゃの頭さ乗せてけろ!


 グランマ:アンタ達をかい?何でだい?


 杏:お婆ちゃんの頭の上に赤ちゃん居るです、お助けしたいです!


 グランマ:まぁ、静かになるならオレも助かるけど。


 ミオ:ライオンさ〜ん、お手伝いしてほしいでにゃんすぅ。  


 ちびっ子達の前に現れるビッグバンレオ


 レオ:呼ばれて飛び出てジャジャジャ〜ン、なんだな♪


 サトリ:このライオンさんはディメスティア帝国の巨獣ビッグバンレオさん。どんな難解な空間も繋げてしまう凄いライオンさんです。詳しくは永遠の女帝をご覧ください♪


 ミオ:あのお婆ちゃんの頭の上まで連れてってほしいでにゃんすよ。


 レオ:お安い御用なんだな〜♪


 ちびっ子達をグランマケートスの頭上まで空間転移させる


 杏:あっ!赤ちゃん居たです!


 小雪:おっきな赤ちゃんだべ〜♪


 雛:ジャンボサイズどしゅえ〜。


 ミオ:女の子でにゃんすね〜。


 リタ:あの涎掛よだれかけのマークは何処のだろう?


 小雪:ローザ!ちょっとこっち来るべ!  


 ローザ:ハイハ〜イ、お呼びっすか師匠。


 小雪:おんめ、おのマーク見覚えないだか? 


 ローザ:あの紋章は・・・ヨトゥン家の紋章だわ!


 小雪:ヨトゥン?


 ローザ:あ、ヨトゥンというのはオーディンと対立していた巨人族のトップの名前っすよ。成る程、巨人族ならあのサイズは納得だ。因みにあの子はブリザーク王国のお姫様だよ。


 小雪:お姫様だべか。お名前は?


 ローザ:プリシラ・ヨトゥン姫っすよ。  


 小雪:プリシラちゃ〜ん、オラ達がお助けするから泣かないでおくれ〜♪


 プリシラ:ふえ?


 小雪:よっしゃ!ほんならいっちょやんべ!


 杏:お〜っ!ですね!


 雛:お祭りといえばの出番どしゅ〜♪


 ミオ:赤ちゃん大集合でにゃんすぅ♡


 リタ:お祭りなら・・・祭りやぐらが要る!


 グランマ:オレの頭の上で何しようってんだい。


 杏:プリシラちゃんニコニコ大作戦です!


 後編へ続く・・・








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