五ツ星3
すだちは葵に近づき
「大丈夫ですか?葵さん」
葵は立ち上がり
「ありがとう、すだちちゃん」
そのままシェルに近付き
「シェル、動画を消さないと二度と宿題を見せないわよ!!良いのね?」
「えっそれはダメ!!」
シェルは急いでマジフォを取り出し
動画を消した
「これで良いよね?葵」
「二度としないように」
「わかりました」
葵は椅子に座り
シェルも元気なく椅子に座った
「すだちちゃんも座ったら?」
「あっはい」
すだちも椅子に座った
「あの聞きたいことがあるんですが?」
「なにかしら?すだちちゃん」
「さっきマジフォが消えたのはなぜなんですか?」
「シェル、説明」
シェルは敬礼し
「了解です、手を離れたら5秒後にアイテムボックスに戻る機能があるの」
「なるほど、それで消えたんですか」
「まぁパーティーには通用しないんだけどね」
「どういうことですか?」
「あぁ元々は盗難防止の機能だからパーティー内では意味がないの」
「でも、それだったらパーティーの人が盗むんじゃないんですか?」
「あぁそれは大丈夫持ち主と一定距離、離れると電撃を発する機能があるから」
「それなら大丈夫ですね」
「うん、そうだよ」
「あともう1つ良いですか?」
「良いよ」
「他の皆さんもパッシブスキルがあるのですか?」
「あるよ、格闘家のパッシブスキルは〈
「神官のパッシブスキルは〈
遠くの音まで聞こえるんです」
「鍛冶職人のパッシブスキルは〈採掘眼〉で鉱石が採掘する場所がわかるんだ」
「剣士のパッシブスキルは〈剣補正〉で」
「あらゆる剣を扱えるスキルですよね?」
「なんだ知っていたのか」
「はい、知り合いにいたので」
「そうなんだ」
「じゃあ、もうそろそろ私達は行くね」
「えーまだ良いじゃん、葵」
「駄目よ、今日は討伐クエストをやるんだから、行くわよ」
葵はシェルの左手を引っ張り
出口へ向かった
「またね、すだちちゃん」
「はい、葵さん」
五ツ星のメンバーは
〈止まり木亭〉を後にした
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