依頼開始
「すだちさんはこの後はどうするのですか?」
「特に予定はないです」
「なら、ギルドで依頼を受けてみたらどうですか?」
「依頼、そうですねそうします」
「はい、頑張ってください」
「依頼を受けるのはいいんですけど」
「どうかしましたか?」
「冒険者ギルドと錬金術師ギルド、どちらの依頼を受けたら良いんですかね?」
「そうですね、冒険者としてランクを上げたいのなら冒険者ギルドでそうでなければ錬金術師ギルドでどうでしょうか?」
「じゃあ錬金術師ギルドにします、色々ありがとうございました」
すだちは頭を下げた
「どういたしまして、気を付けて」
すだちは頭を上げ教会を後にした
〈錬金術研究所・フラム支部〉
すだちは中に入ると受付へと向かった
「すだち様、いらっしゃいませ」
フィアラは笑顔で迎えた
「先程はどうも」
フィアラはカボスを見て
「そちらの方は?」
「私のゴーレムのカボスです」
カボスは軽く頭を下げた
「そうですか、それでいかがなさいましたか?」
「はい、依頼を受けたいんですけど私でも何か受けれるのありますか?」
「そう言うことでしたらこちらはいかがでしょうか?」
フィアラは一枚の紙をカウンターの上に置いた
ー依頼書ー
キュア草を10本採取してきてほしい
依頼人
錬金術研究所
報酬
100R
「初心者向けの依頼となっています、なので報酬は少なめとなっていますけどいかがでしょうか?」
「これにします」
「かしこまりました、カードをよろしいですか」
「はい」
すだちはカードをフィアラに手渡した
「お預かりいたします」
フィアラはカードを読み取り
「これで依頼を受けました」
すだちはフィアラからカードを受け取りしまった
「他にお聞きしたいことはございますか?」
「依頼に失敗した場合はどうなるんですか?」
「初心者向けの依頼でしたら罰則はございませんがそれ以外の依頼の場合は報酬金×2の罰金に悪ければランク降格もございますので気を付けてください」
「わかりました、キュア草の採取について何か気を付けることはありますか?」
「気を付けることは特にありませんが採取のし過ぎるのは注意してください、新しく生えるのに一週間程かかりますので」
「わかりました」
「そういえば、すだち様は図鑑はお持ちですか?」
「さっき買いました」
「そうでしたか、それではこちらがキュア草の写真となります」
すだちは写真を受け取り
(これポーションを作った時の草だ)
仕舞った
「それでは気を付けて行ってらっしゃいませ」
「行ってきます」
すだちは〈錬金術研究所・フラム支部〉を後にした
〈キュア草〉
初級ポーションの材料となる薬草
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