夏みかんツアー〈ギルド編〉

「それにしても詳しいね、お姉ちゃん」

「まぁ知り合いが居るからね」

「知り合いって?」

「さぁ着いたよ、ここが冒険者ギルド」

夏みかんは立ち止まると旗である建物を指した

すだちは指している方を見ると白の大きな建物が建っていた

「ここがギルド」

「じゃあ中に入るから付いてきてね」

旗を上げながら行く夏みかんの後をすだち達は続いた

「ねぇなんで扉がないの?雨とか入ってこないの?」

ギルドには扉がなく、アーチ状の巨大な穴が空いていた

「あぁその理由は後で説明するから、雨とかは結界みたいのが張られているから大丈夫なの」

「そうなんだ」

夏みかん達はギルドの中へと入った

「まずは上をご覧ください」

すだちは上を見ると吹き抜けで天井には丸いガラスがはめられており

その下には白色の巨大な岩が浮かんでいた

「岩?」

「あれは〈光源岩ライトストーン〉よ」

「〈光源岩〉って?」

「〈光源岩〉ていうのは光を吸収して、吸収した光で光るのよ、ちなみに一時間で1日は光続けるの」

「そうなんだ、それにしてもデカイ」

「まぁこの広いギルドを照らすには仕方ないよ」

「そうだね、広いね」

すだちは〈光源岩〉から周りを見回すと広い空間が広がっていた

「まず入って直ぐにある円形のカウンターは総合案内カウンターであそこではどこのカウンターに行けば良いのか教えてくれてくれるの」

よく見るとギルド職員が案内していた

「まあ、今回は私が案内してるから奥へと向かうよ」

夏みかん達は総合案内カウンターの横を通りすぎ、奥へと向かった

夏みかんは立ち止まり、振り返った

「まず、一番右端のカウンターは買い取りカウンターと言って必要じゃないアイテムや素材を売るところよ」

買い取りカウンターには何かしらのアイテムを持った冒険者が並んでいた

「その隣が鑑定カウンターでどんなアイテムかを鑑定してくれるところよ」

「あれ?確か〈鑑定〉ってスキルがあるんじゃ」

「あるのはあるけど、なにせレベルが低いと意味ないからね、ここの鑑定カウンターの職員はみんな〈鑑定士〉だからね」

「〈鑑定士〉?」

「〈鑑定〉を極めた人間だけがなれるジョブよ、だからどんなアイテムでも鑑定できるのよ」

「そうなんだ」

「でっ真ん中にあるのは登録カウンター、冒険者登録をするところで私達が今から行くところよ」

「わかった」

「その隣にあるのは依頼カウンターで掲示板にある依頼を受けたり、出したりすることが出来るの」

依頼カウンターには紙を持った冒険者達が並んでいた

「最後は受付カウンターでギルド内にある練習場とかを借りることができるのよ、わかった?」

「わかった」

「じゃあ、登録カウンターに向かうよ」



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