210日目-②

魔王が勇者になって【七十一日目】

※魔王本人により頭こと以下省略が代筆を行う。

寝てしまった魔王を聖龍が休んでいる場所まで連れて行った。

若干引きずりながら背負い、運んできた魔王を横にした。

体の至る場所から血が染みている。服に血痕が付き服が駄目になっていた。

『すいません』

と寝ている魔王に一声かけ、服を脱がいしていく。

『これは!早く処置しないと!』

服の下には切傷が数多あった。慌てながらも一つ一つ応急手当を行う。

『で、最後に……『ヒーリング』!!』

回復魔法を唱えて魔王の治癒能力を向上させた。

『これで大丈夫のはず……』

魔王の表情が少し和らいだ。


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