209日目-⑬
魔王が勇者になって【七十日目】
※魔王本人により頭こと以下省略が代筆を行う。
ロク王国の周辺で敵兵を見かけた聖龍はすぐさま見つかる前に地面に降りた。人型になり膝をついた。
『……はぁ、少し飛ばし過ぎました』と汗を垂らす聖龍。
『了解、見張りは私に任してちょっとは休んで』
『だめです頭。私のそばを離れないで……っく』と苦しい表情をする聖龍。
『隠したって駄目よ。サキュバスと私を庇いながら戦うなんて分が悪いことぐらいわかるよ。傷見せて』
『……』
聖龍は隠していた腹の傷を頭に見せた。
『ひどいわね……私の魔法で治せるかしら』
『頭は優しいのですね』と聖龍。
『喋る体力も温存してってば。傷が治るのが遅くなる』
『分かりました』
二人は森の中で夜を過ごした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます