転生者図鑑①
プロローグから閑話休題1にかけて登場した転生者のプロフィールを公開します。
危険度:転生者が及ぼす被害の規模を格付けしたもの。
1~3:安全、観察のみで対処の必要なし
4~7:危険、法に則った対処を要請される
8~9:超危険、法を適用せず無条件で対処を要請される
1:こちらの世界の冒険者とほぼ変わらない「平凡」。影響は無害そのもの。
2:こちらの世界の冒険者と同じか、やや優れる程度に「優秀」。無害に等しい。
3:冒険者よりは明確に強いが、危害を与える恐れはない「異才」。4になる可能性もある。
4:モンスターと同程度の危険性を持ち、周囲に危害を与える懸念がある「波乱」。本人の意識次第で3になる可能性もある。
5:モンスターよりもやや強く、社会的な危害を与えかねない「人災」。大抵の転生者はこのラインに収まる。
6:モンスターよりも明確に強く、超常的な力で物理的・社会的に無視できない影響を及ぼす「公害」
7:並大抵のモンスターでは歯が立たず、対処がかなり困難な「災厄」
8:存在するだけで周囲に多大な被害をもたらす「天災」
9:こちらの世界に来た時点で、世界の崩壊を引き起こしかねない「神災」
異世界から来た勇者。ありふれた日常に退屈していたところ、トラックにはねられて死亡した。その後女神の導きにより異世界転生を果たし、第二の人生を歩んでいる。ステータス自体はさほど秀でているわけではないが、ありとあらゆるスキル無効を貫通して機能する「超回復」を搭載しているため、彼を完全に倒すことは容易ではない。どんな困難な壁でも乗り越えてきたその勇ましき姿から「英雄」と呼ばれる。
彼の搭載している「超回復」は毎秒1000回復という気の狂った数字をたたきだし、さらに状態異常の解除、果てには「死」すら回復させてしまう。ところがその回復力にものを言わせてきたため、実はまともに考えながら戦ったことは一度も無く、戦闘センスはかなり低い。ゲームにして例えると「プレイヤーの体力と防御力を999にして、受けるダメージを常に0にしている」状態に等しい。これは裏を返すと、他人へのダメージソースに乏しいことを意味しており、そのために「勇者」のスキル「時空斬」での防御力無視で強引に方をつけてきた。
そして見てもらえれば解るとおり、彼は典型的な「チートスキル依存」であるため、それさえ封じてしまえればかなり御しやすい部類である。
名前の由来は「棚からぼた餅」「ゆうた(某狩猟ゲームにおける地雷の総称)」
キャッチコピーは「スキル大好き野郎」
異世界から来た勇者。ありふれた日常に退屈していたところ、召喚魔法によって幼馴染みの紗綾とともにこちらの世界に転移してきた。通過の際膨大な魔力をその身に宿し、「大魔法の勇者」の称号を授かった。又、自身の魔力で肉体を強化、および擬似的な魔力の鎧を形成し、それを生かした近接戦闘もこなす。ギルド登録当初から過剰な魔力を宿すことで危険視されていたが、タツモドキの過剰討伐やフンワリキシチョウへの明確な加害行為から、「魔獣保護法」に抵触し「転生者殺し」に狙われることとなった。
膨大な魔力にものを言わせる圧倒的ゴリ押しでの戦闘を行ってきたため、実は魔法の使い方自体は全くもって心得ていない。そのため過剰な魔力を制御できず、本来以上の被害をもたらしてきた。魔法の使い方は周りの人間が教える必要があるのだが、この圧倒的魔力量を前にした者が勝手に必要ないと判断してしまったため、教えられずにいた。
名前の由来は「大魔導師」
キャッチコピーは「魔導師とかみんな大好きだろ?」
通称「
兵士してはハイスペックではあるものの暗殺者としての腕は実はイマイチであり、暗殺者らしく闇討ちや奇襲をかけて成功したことはほとんどない。ではなぜ暗殺者としてやっていけていたのかというと、「高いスペックにものを言わせて片っ端から監視の目をつぶしていき、”結果として誰にも見られずに”任務を遂行してきた」というのが実態である。
名前の由来は「浅はか」「忍ぶ」
キャッチコピー「暗殺者は忍ばない」
可も無く不可も無くといった平凡な日常から、唐突に異世界に召喚された少女。非常に男勝りかつ豪快な性格で、あまり頭は良くない。世界的にも希少な「女性の転生者(転移者)」であり、特に単独で突然召喚された事例もその中でもごく限られる。
転移されたときに「怪力」スキルを手に入れたことにより、巨人にもタメを張れるパワーを手に入れ、これによりフルパワーで殴れば消し飛びかねない攻撃力を得た。その及ぼしかねない危害の規模は大間当司に匹敵するが、力以外の能力が一般の冒険者並みであるため、故に魔法などに極端に弱いため、何よりも本人が思うがままにその力を振るおうとしないため、本人の危険度はかなり引き下げられている。
名前の由来は特になし。
キャッチコピーは「この手の小説に登場する女、大体痴女」
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