58日目
体調が戻ってよかった。
なんて事を思う子どもはきっとあまりいないだろうな。
そんな事を思いながら、夏服のカッターの袖に手を伸ばした。
リュックを背負って家を出ると。
まだまだ先は長いと言うのに。
もう真夏の日差しだ。
「困ったもんだ」
制汗スプレーと、冷却スプレーをリュックから取り出す。
「今年も、大変だなぁ」
そう言いながらも、実は夏はそんなに嫌いじゃない。
それに、これも子どもの頃からの付き合いだ。
多分、来年も。
再来年も。
続いていくんだよな。
――異世界転生まで
あと42日――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます