第28話 旅立ち準備

翌日冒険者ギルドで魔法について教えて貰えそうな人を探したが、誰も見つからず職員に聞いてみる

「魔法を教えてくれる人ですか・・・残念ながらこの町にはいません、王都なら魔法使いがいるので可能ですが・・・」

「そうなのか・・・探しても見付からない筈だな」

ジンはそう言うとクレアを見るとクレアがガッカリしている

「仕方無いから少し鍛えたら王都まで魔法を教えて貰いに行こうか?」

「良いの?私のために」

「元から旅に出るからどのみち行くことになっているだけだ」

ジンが言うと微笑みながらクレアを見る

「ジン様ありがとうございます」

クレアが喜びで満面の笑顔になる


精霊の森に戻り旅の準備を始める

「ドリー薬草は全種類用意出来ているかな?」

「ジン様準備は出来ているよ」

「町で調合して貰い薬にして貰おう」

ジンは微笑みながら言う

「ジン様後は夜営の訓練が必要ですか?」

「そうだな、ここだと町中と同じぐらい快適だからな」

「結界の外でやります?」

「ここでは辞めておこう変わりに町に戻ったら町の近くでやろう」

「はい!」

「少し外で魔物を狩ってレベルを上げてから町に帰るよ」

ジンが笑顔で言うとドリーが浮遊している


2日後町に戻り準備を始めると町の外で夜営の準備をする

「ジンさん夜営の練習をすると聞いて見に来ました」

サーラが笑顔で言う

「一緒にやるか?」

「え!よろしいのですか?」

「サーラお姉ちゃん一緒に泊まりましょう」

クレアが笑顔で言うとサーラも嬉しそうに座る

「クレアの事なんだが、魔法を教えてくれる人を探しに王都まで行こうと思っている」

「え!確かにこの町にはいませんが・・・本当に大丈夫かな?初歩的な魔法を覚えるのも大変だから覚えられるかな?」

サーラは心配そうにクレアを見る

「実力は有ると思うから大丈夫だと思うが人が多い事の方が心配だな」

「そうですね・・・クレアは人見知りですから」

「お姉ちゃんジン様が一緒だから大丈夫」

クレアを見るとジンを見て考え始める

「なんだか不安になってきました・・・・ジンさん!私も一緒に王都に行きます!!このままだと心配で寝れなくなります!!」

サーラが真剣に言う

「急にどうした?」

「クレアを守るためです!!このままだと危険です!!!私が守ります」

「クレアは自分で守れるほど実力は有るが」

「クレアの実力より!ジンさんからクレアを守ります!!」

「え!!何故俺から?」

「クレアの懐き方が異常すぎます、だから危険です!!私の大切な妹ですから!!」

サーラが真剣に言う

「私はジン様と2人が良いよ!!」

クレアが笑顔で言う

「え!くくクレア!!何を!!私は邪魔だと言うの!!」

「足手まといだよ」

クレアが言うとサーラは苦笑いしながら言い返せないでいる

「確かに今のままでは足手まといだね」

ジンも笑いながら言う

「ジンさんまで・・・」

サーラが涙目になっているとクレアが笑い始める

「サーラは回復魔法は使えるのかな?」

「え!はい、初歩だけですが」

「秘密は守れるかな?」

「秘密ですか?・・・・守ります」

「絶対?」

「はい!絶対守ります」

サーラは真剣にジンを見る

「じゃあ地獄の特訓を受けて貰うね」

ジンが微笑みながら言う

「え!地獄の特訓!!」

「取り敢えずレベル50ぐらいになって貰うかな?」

ジンが笑いながら言うとサーラは青ざめている


その後数日間特訓してから、王都に向かうことにする

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