第14話 1月14日 WHOが新型と認定



 今年初めての病院。

 

 膝の状態のチェックしてもらった。まだまだジョギング以上の運動は駄目らしい。ステップもアジリティトレーニングも次の診察まで我慢だね、と言われた。

 はー、手術からもう4ヶ月も経つのに、敏捷性も俊敏性も鍛えらんねーのか。せめて持久力と体幹と筋力トレーニング続けるか――と考えて気づいた。

 別にもうそんな苦しいトレーニングしなくてもいいんだよな。


 代わりにもっとしんどいおベンキョしましょ。世界史と古文。はあああ。



 八村が負傷後初めてウィザーズの練習に合流したらしい。メンバーとは別メニューだったらしいけど、ほんとに身体を動かせるようになってるんだな。ちょっと一安心。



 WHOが中国の肺炎を新型のコロナウイルスだと認定したってさ。

 これで、中国のでっち上げの情報じゃなくて、本当にSARSとかじゃないってはっきりしたわけか。

 全世界的に、今度の病気が認知されて、情報が共有されるのはいいことだと思う。これで中国が隠蔽したり握りつぶすことができなくなったわけだから。


 けど、逆に言うと、中国が隠すことが出来なくなったくらい、武漢では新型コロナが蔓延してる、っつーことでもあって。

 国内だけで片をつけることができなくなった、他国に伝播する、って中国が認めたからこそ、WHOに報告上げたんだろうし。マジ怖いなー。



 日本でも、厚労省が新型コロナの国内流入に備え、検査体制づくりを進めているらしい。

 じきに春節だもんな。中国人観光客ごろごろだもんな。当然だろ。 



   *



『中国の肺炎、WHOも新型認定 コロナウイルス』


1/14(火) 21:08配信

【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は14日の記者会見で、中国の湖北省武漢市で発生しているウイルス性肺炎について、新型のコロナウイルスが検出されたと認定した。中国当局は9日、発症者を検査した結果、新型コロナウイルスが確認されたとしていた。


 WHOによると、中国当局は7日に複数の患者から新型のコロナウイルスを検出し、12日にはウイルスの遺伝子情報をWHOに提供した。人に感染するコロナウイルスには重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こすものがあるが、いずれとも異なることが分かっている。




『中国の肺炎、検査体制を構築 厚労相、ウイルス情報利用』


1/14(火) 11:59配信

 加藤勝信厚生労働相は14日の閣議後会見で、中国湖北省武漢市などで発生した原因不明の肺炎の国内流入に備え、検査体制づくりを進めていることを明らかにした。中国政府が公開したウイルスの遺伝子情報を使い、国立感染症研究所で検体の分析ができるようにする。


 中国政府は、発症者から新型のコロナウイルスが検出されたとしている。武漢市でこれまでに41人が発症し、うち1人が死亡。武漢市からタイを訪れた観光客からもウイルスが見つかった。


 人から人への感染は確認されていない。加藤氏は「情報収集に努め、万全の対応を図る」と述べた。


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