第910話 【番外編】アマビエさん、遊園地を見る

 流行の遊園地のように大きなアトラクションはないものの、ティーカップやゴーカートといった懐かしいのが外からでも見えた。


「うわ、懐かしい!」


 事務の子が歓声をあげる。遊具はどれも子供サイズなので僕らが楽しむわけにはいかないが、見ているだけでも楽しかった。


「ずがーん、ばこーん!!」


 何か戦隊ものらしき玩具を持った子供が、ゴーカートの乗り場で非常に盛り上がっている。近くの子供と意気投合してごっこ遊びを始めるので、親同士が苦笑していた。


「ああいうおもちゃ、いっぱい持ってましたよねえ。光ったり、メロディーが流れるやつ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る