第796話 【番外編】アマビエさん、食い下がる

「そういう規制があるんじゃないの?」

「まさかあ、ただのソースですよ」

「ヴー……たこ……ヴー……焼き……」


 三人で楽しく盛り上がっていると、アマビエさんが反応しはじめた。


「たこ焼き……食べたい……」


 もうバイブレーションの真似には飽きたらしい。アマビエさんにしては、もったほうだけど。


「たこ焼き器で焼いてくれ」

「嫌ですよ。うまく焼けるかも分からないし、金欠だって言ったでしょ」


 アマビエさんは髪の毛の中から万札を出してきた。


「材料費は払うと言ってもか……!!」


 そこまでしてやりたいか、うちでのたこ焼き。

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