第736話 アマビエさん、ムンクる

「意外とゆるいな。それにしても、『まやく』というのはアレか。たまに演劇で悪い組織が取引してるやつ」

「ああ、そうですよ」


 アマビエさんはムンクの「叫び」みたいな顔になった。


「ヤクザ……さんざん世話してやったが、警察を呼ばねばならぬ」

「別に悪いことは何もしてませんっ!!」


 というか、世話して「やってる」と思われてたのか。そっちの方が地味にショックだぞ。


「だって」

「医療用の麻薬はちゃんと法律で許可されてます!!」




【薬局あるある】

 麻薬はだいたい奥にある金庫の中なので、一般の人が見ることはまずない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る