第328話 【番外編】アマビエさん、ヘルシー食材も食す
アマビエさんは手で皿を覆おうとするが、僕たちの動きの方が速かった。
「はい、ネギ」
「椎茸」
「白滝もどうぞ」
「裏切り者おおお」
アマビエさんはじたばたしたが、許してほしい。健康のためである。
「肉で野菜を巻いたりすると、また食感が変わりますよ。味がしみた白滝も、ゆっくり食べると乙なものですし。あー、美味しいなあ」
僕は横で、見本をみせるようにゆっくりやってみせた。アマビエさんが眉間に皺を寄せながらも、興味を示したのがわかる。
「……本当か」
「ほら、やってみましょう」
アマビエさんは不承不承、白滝をすすった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます