40日目 アゲハの生徒会入門編6 良く頑張った!

加賀美たちは全力で部活申請をするため、特訓した。


毎日、腕立て伏せ、腹筋、走り込み、モデルのような歩き方、あらゆる手を尽くし特訓した。


そして、ある日のことだった。


加賀美は生徒会の門を再び開けた。


〈加賀美〉失礼します!お疲れ様です!


〈柄本会長〉ん?なんだ久しぶりだな加賀美


〈加賀美〉ふっふっふ!ついにこの時がきたわね


加賀美は自信満々に話している。


〈柄本会長〉なんの話だ?


〈加賀美〉ズボン部の件よ


〈柄本会長〉あ~、ズボン部な。で、それで?


〈加賀美〉いいものをみせてあげる。おいで!


と、そこに現れたのは前とは違って凛々しい顔立ち、そして、TOKIOばりの筋肉をした4人が柄本会長の前に現れた。


〈柄本会長〉え!?お前らは!?


そこに、現れたのは特訓の成果で一段、いや二段も変わったズボン部の加藤、青野、水野、大岡がいた。


〈柄本会長〉えー!おまえら!変わりすぎだろ!あのガリガリで変態集団のズボン部か!?


〈加賀美〉失礼ね。もう変態集団じゃないわよ。ズボン部たちは自ら本当の目的を見つけた、正真正銘のズボン部よ!


〈柄本会長〉は、ははは...


と、びっくりして肩を抜かしていた。


〈柄本会長〉さすがだな?要件はわかった。それで、どうしろと?


加賀美はある用紙を柄本会長に渡した。


〈柄本会長〉これは部活申請の用紙か?なるほどな


と、柄本会長は柄本会長の直筆サインを書いた。


〈柄本会長〉これでいいか?加賀美


〈加賀美〉ふふふ、やった!!!ズボン部もよく頑張ったわ!!


〈加藤〉やった!!!


〈ズボン部全員〉やった!!これで正式な部活だ!!


〈加藤〉よし!行くぞ!新生部室に!


〈大岡〉おう!


と、走って部室にいってしまった。一人だけ戻ってきた。戻ってきたのは加藤だった。


〈加藤〉加賀美さん、本当にありがとう!これからも頑張るよ!


〈加賀美〉え?うん、わかった。頑張ってね


加藤はそれだけいってみんなのほうへ向かった。


加賀美はどこか寂しい顔をしていた。そこに柄本会長が近いてきた。


〈柄本会長〉加賀美、正直見直したよ。頑張ったんだな。あの時はきつくいって、その、悪かったな


〈加賀美〉ぜんばい...


と、加賀美は振り向くと泣いていた。


〈柄本会長〉おいおい!泣かないでくれよ!それより!ようこそ!生徒会へ!お前もこれから生徒会の一員だ!こい!会計係!


〈加賀美〉ありがとうございます!


〈柄本会長〉ときに、お前にみせたいものがある


〈加賀美〉え?


〈柄本会長〉まあ、いつか見せる。あとこれから投票があるが、お前はやりきったからな誰がなんと言ってもお前は生徒会の一員だ。もし落ちたとしても、俺が認めてる以上、文句は言わせない!

それに、お前はあのどん底の軍隊を勝利に導いたんだから!自信もって、投票にいどめ!


〈加賀美〉わかりましたぁ...ぐすっ


〈柄本会長〉あ、一言。「良くやり遂げた、おつかれさん!アゲハ」


〈加賀美〉かいちょう...


〈柄本会長〉あ、いうの忘れたが生徒会投票は明日だ


〈加賀美〉へ?


〈柄本会長〉大丈夫だ!頑張れ!


〈加賀美〉ひど!今まで隠してたな!


〈柄本会長〉いや!そのほうがいいかと!


〈加賀美〉へんなところで気を使うな!


こうして、加賀美は生徒会入りを果たしたのだった。投票でも、加賀美の話を聴いて、なんと!加賀美の表は圧倒的に多かったため、生徒会会計係は加賀美に決定した。


ー 40 アゲハの生徒会入門編6 良く頑張った! ー おわり

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