44日目 トイレ掃除
この谷武高校は、昼休みの後は掃除が始まる。
椿、要、道久、岩堀は今日はトイレ掃除をしていた。
〈要〉椿!そっちどうや!終わったか?
〈椿〉え?あ、おうもう少し
〈要〉ん?どうしたん?すごく曖昧な答えなんやけど?岩堀さん、ちょっとまっててな
要は、椿たちのいる男子トイレに向かった。
〈要〉椿?
〈椿〉やあやあ!!!いくぞ!
と、ボールをなげる椿。そして、それを打つ道久。
〈要〉お前らなにしてんねん!
〈椿〉げっ!要!
〈要〉おまえら!だから、曖昧な返事してたんか?
〈道久〉まあまあ
〈要〉うるさいわ!さっさと、掃除しろよ!
〈椿〉てか、なんで、男子トイレに入ってるんだよ
〈要〉別にいいやろ
〈椿〉さすが、要やね
〈道久〉と、とりあえず、掃除しましょう
〈要〉おう、見とくからな、
10分後。
〈要〉お前らのせいで遅くなったやん!
〈椿・道久〉す、すびまぜん...
〈要〉岩堀さん、ごめんな
〈岩堀〉ううん、全然いいよ、なんか楽しかった
〈要〉楽しかったって...
〈要〉おい!椿!道久!岩堀さんに謝っとき!
〈椿・道久〉すびまぜんでした...
椿と道久は、要にぼこぼこにされていた。
まあ、自業自得だろう。
4人は、結局5時限の古文に間に合わなかった。古文は国分先生だ。
その後、国分先生には怒られなかった。国分先生は4人にこう言った。別に、いいよ。サボりたいと思うのは人間の性というものさ。けど、3回休んだりすると、1単位へるから気を付けろよー。と言った。
ー 44 トイレ掃除 ー おわり
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