2日目 仲間 前編

日付:2月27日木曜日 担当 出前 要


キンコーンカーンコーン、キンコンカンコーン


椿たち4人は部室で、チャイムを聴きながら、あいつを待っていた。そう、出前要。


(スカイラー)遅いわね?もう帰りのチャイムとっくになったわよ。


(椿)そうだな?あのピンク頭不良少年はどこいったんだよ!?


(スカイラー)いや、少年ではなく少女ですわ。それに単細胞不良少女ですわ。


要に対して、ひどいことをみんなはいっていた。

まあ、実際、単細胞で不良少女なんだけども。


(一星)ガハハハ!!!ひどいな!でも、なんで来ないのだ!そんなことするようなやつではないと思うぞ!そうだろ?


(道久)そうですね...おかしいですね。ふんっ!ふんっ!はっ!


道久はまた手を顔をつけてキメポーズをとっていた。


(椿)今日はもう帰るか、チャイムもなったし。また明日になれば、ひょっこり現れるだろ


(一星)そうだな、帰るか、もう遅いし。


(スカイラー)そうね、たしかにこのまま待ってて仕方ないわ、帰りましょう。おいで、オリビア


(オリビア)ワンっ!ワン!


スカイラーはオリビアを抱っこして、部室を出た。


一星と道久、おれたちも部室を出て、靴を変えて、学校を出た。


スカイラーはお金持ちの家で育ったため、執事の人が迎えに来ていた。スカイラーは3人に別れを告げ、黒く長いリンカーンタウンカーハイエンドクラスリムジン3号ブラックに乗り、こう言った。


(スカイラー)明日は来るといいわね。じゃあ、また明日、会いましょう。さよなら


道久は自転車で家に帰った。


一星と椿は、家が近いため、二人で歩いて帰っていた。


家の前にある塀の分かれ道があって、椿は右、一星は左に進んで5分のところにある。椿の家は右に10分ぐらいだ。


(椿)今日、来なかったな?なんでだ?


(一星)はははっ!お前が悩むなんて、らしくないぞ!少しは自分の部員を信じろよ、部長。お前が連れて来たんだろ? あいつなら大丈夫さ!


と、一星はおれの肩をとんとんと軽く叩いた。


(椿)わかったよ、じゃあな、また明日


(一星)おう!たまな!


椿たちは分かれ道で分けれた。


一星があんなことを言ってたが、本当におれの親友だな。まあ、そのとおりか。信じよう。


椿はそう考えてるうちに、家の近くの公園・豊日公園(とよびこうえん)に着いていた。椿はパッと公園の方をみると、なんと、要がいた。


(椿)ん?あれは、要?なんでここに?でも一人じゃ...様子がおかしい


と、椿はよく覗き込むと、要は険しい顔、怖い顔でバットをもって、ハアハア...と、息を切らして立っていた。


(椿)な、なにをしてるんだ? なんだこれは?


椿はよくわかってなかった。こんなことになっていたとは。正直驚いた。


なぜ、要が部室に来なかったのか。


椿は要にどんな声をかけようか。


迷っていた。


椿、見た光景とは!?一体!?

 椿、凄く、荒々しく凍りつくような場面を見ていた。

椿は不安もありながらどうしたらいいか考えていた。


ー 2日目 仲間 前編 ー 修了

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