想像の限界
例えば夜を描くとして、べたべたに黒を塗って夜空を表すものもいれば、街灯を置いて明るさとの対比を表現するものもいるだろう。人気のない街、あるいは夜中でも賑わう繁華街、夜の海、花火……。この辺りが私の限界である。自分の身の回り、見てきた風景。これが私の全てだ。発想が貧困なのである。いつもありあわせでなんとかしている。
もちろん、経験と知識、これに自信があるならそれでも良い。それでこそエッセイだ。しかし、私にはどうも……。
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