たわいもないこと

 何を書いたものか一時間ぐらい悩んでいた。何だか、読書感想文が書けなくて授業中ぼさっとしていた小学生の頃のようだった。

 それでも、書けそうなものが無いわけでもなかったが、あまりにも説教臭くて気が引けた。そういうのは貫禄が出てから書くことにしている。

 その他に思い浮かんだことと言えば、バズってみたいだとか、いや、それでは自分をよく思わない人にも見つかることになるから怖いなだとか、やっぱり金が欲しいだとか、くだらないことばかり考えていた。そろそろ、年相応にしゃきりとしたいものだ。余裕と自信と預金があれば出来そうなものだが、生憎、何一つ持ち合わせていない。

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