蛹のなかみ。/江戸川ばた散歩
作品名:蛹のなかみ。
作者名:江戸川ばた散歩
性癖:見たくはないけど知識として好きな虫の話。
作品URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054894957872
メインとしては蛹の中身と寄生虫について触れつつ、自分の意志を残したまま肉体や精神が変化する事についてのお話。
一度体を全てどろどろにして変態を行う虫はどのような考えを持っているのか、又、その時に寄生されて体を食べられてしまう虫はどのような気持ちでいるのか。
虫に自我があるかないかは置いといて、そんなメタモルフォーゼについての不安や恐怖や希望なんかの感情を奪ってしまう存在が居るというのはいいですね。ウィリアムズ博士の研究の『死へのはばたき』を思い出しました。
この逃げられない状況で肉体や思考を奪うっていうシチュエーションは自分はかなり好きで、それこそ人に寄生して操るタイプの物語を一時期読み漁りました。
最後の方に書かれている通り、ご自身ではまだこの感覚を性癖として捉えていいのか曖昧な感じの様ですが、そこは胸を張って『寄生による支配が好きだ』と言ってもいいと思います。性癖を自認する事は自分を肯定する事です。どんどん性癖を自認していきましょう。
虫の描写で背筋がゾクっとしましたが、寄生による支配の描写で更にゾクゾクっとしました。良い性癖小説です。
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