ツマミ・肴・酒の友(1)

 そろそろ緊急事態宣言も発動されて、本格的に外では飲めなくなるイヤんバカンな時期なので、宅飲みに特化した話題を。


 酒の飲み方を弁えていなかった若い頃は、飲むペースも肴の意味も分からずに、ひたすら飲んでは飲まれて大噴射リバースを幾度か繰り返したものです。

 特に新橋で。

 二度程、駅前の並木の大地に大噴射リバース致しました。

 あの辺の美しい並木道を見ると、俺も地球の一部だなって、誇らしい気分になりません、すみません、汚して帰ってすみません、馬鹿な酔っぱらいですみません〜〜、でも二十年以上昔の話だから、時効だぜ、ぐはははは。


 はい、馬鹿な暴露話は、おしまい。

 

 このような不届きな酔漢を駆逐する為に、特に酒を飲み始めたばかりの若い衆に、説教する。

 酒を飲む時は!

 酒だけ飲んだらいけません!


 『吐かずに飲む為のルール』

一、 ツマミ・肴・酒の友を食しながら飲む事。

二、 ツマミ・肴・酒の友が無い時は、飲まない事。

三、 ツマミ・肴・酒の友が尽きたなら、それが天命だ。酒宴を止めろ。

四、 ツマミ・肴・酒の友が尽きても諦めずに、日本酒を肴にハイボールを飲む、という頭の悪い事をしないように。大噴射リバースするから。


 以上の四原則は、君の身体能力・信条・宗教・出身地・性別・職業・支持政党・性癖・推し・好きなプリキュアに関係なく、守らねばならない酒飲みの鉄則である。

 ええ、鉄の則ですよ。

 鉄の部分は錆び易いから、ステンレスに変えてもいい。

 この四つのステンレス則を課すのには、訳があります。

 真っ当な酒飲みなら既知でしょうが、分かっていない若い衆の為に、説教ね。


 いいですか?

 酒というのは、身も蓋もない言い方をすれば、「毒」なんです。

 致死量ではない範囲で楽しんでいますが、「毒」なんです。

 そんな「毒」をストレートに、ツマミ・肴・酒の友を食べずに飲んだ場合、体がどんな反応するのか、分かります?

 戦ってしまうの!

 あなたの意思には全く関係なく、体は全力で戦って戦って、追い出すの、全身の穴とういう穴から。

 だがしかし。

 だがしかし。

 ツマミ・肴・酒の友を食べながらだと、体は油断する(笑)

 だって、お友達が一緒だから!

 普通にツマミ・肴・酒の友を消化吸収する為に胃液も出すから、酒も程よく中和される。

 自然と飲める量も増えます。

 だって、お友達が一緒だから!

 

 ちなみに、これを書いている間は、飲んでいないからね?

 病み上がりだし。

 急性胃炎をやったばかりだし。

 一週間飲んでないよ。

 飲めないストレスを此処で発散している訳じゃないんだからね!

 勘違いしないでよね!



 いいですか?

 酒だけを飲むのは、馬鹿だけですからね?

 真似しちゃいけませんよ、本当に。


 説教はこれ位にして、次の投稿でようやく宅飲みでのツマミ・肴・酒の友に続く。

 つまり、ここまでが、前置き。

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