第11話 大いなる脅威、君臨。

「怪獣だ!」



 ドガーン。



 空から怪獣が街に降り立った。


「ガオオオオ!」


『地球を我が物にしようとしている大いなる脅威バリガン君臨くんりんしました!』


「なんだと!?」


 大いなる脅威バリガンが破壊光線を発射する。


 街は壊れた。


「なんてことを!?」





『あわてるでない!』


 モニターのすみに、博士の映像が出た。


「博士!」


『私もいるよ!』


 助手はウインクしながら、指を2本立てて、ヨッてポーズで映像に映っている。


「2人とも、死んだんじゃなっかたのか?」


『銃弾が偶然これに当たったのさ』


『ほほほほ!(≧▽≦)』

『はははは!(≧▽≦)』


 2人は凹んだ500円玉を30枚ぐらい見せてくれた。


「・・・すごいな」


 いつも500円玉、どこに入れてるんだろう?



『小僧、これから言うことをよく聞くのじゃ』


「わかった」


『では言うぞ。まずはコクピットにあるまドガアアアアン!!!』


 大いなる脅威バリガンが研究所を破壊した。


『・・・あとは・・・頼んだ』


 映像が切れた。


「博士えええええええええええええええええええ!!」


 コクピットに何があるんだろう。




 大いなる脅威バリガンが破壊光線で、街を壊しまわっている。


 カタストロフ・ノヴァの音声が流れた。


『マスター、お願いです! 大いなる脅威バリガンから、地球を守るために、戦ってくださいッ!!!』



 俺はジョイスティックを強く握りしめる。



「任せろッ! この地球は、俺が守って見せるッ!!!」



 ファフニールは大いなる脅威バリガンへ向かって、走った。

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