第八章 機動兵器の章。
第1話 白いスマホ。
俺はなんとなく公園に来て、ベンチに座った。
「いい天気だ」
チリリリン♪ チリリリン♪
「あれ?」
スマホが鳴っている音だ。
だが、これは俺のスマホの着信音ではない。
「どこからだ?」
俺はベンチの下を見た。
ベンチの下に、白いスマホが落ちていた。
俺は白いスマホを拾う。
画面に『カタストロフ・ノヴァ』と表示されていた。
この人もスマホが無くて困ってるだろうな。
俺は電話に出る。
「もしもし?」
スマホは告げた。
『この地球に大いなる脅威が・・・・・・・・・・・・君臨しようとしています』
「なんだって!?」
『その脅威的な力を利用して・・・・・・・・・・・・地球を我が物にしようとしています』
「なんだと!」
『お願いです! 大いなる脅威から、地球を守るために、戦ってくださいッ!!!』
はあ?
「あのーすいません。俺、偶然、スマホを拾っただけです」
『ユーザー登録を行います。自己紹介をお願いします』
「ただの一般人です」
『ユーザー登録完了。同時に、音声認識システムにアナタの声を登録しました』
「え?」
『このコンパクトデバイスはアナタ専用の端末になりました』
「え?」
『自己紹介が遅れました』
白いスマホからタンタンとした声が流れる。
『私はこのコンパクトデバイスリレイションキーの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます