生への執着

 人が死ぬときは生への執着が無くなった時だと思います。死のうとしてる時は生への執着があり、それを無理やり断ち切ろうとしています。

 人が死ぬ時は死を受け入れた時だと思います。死のうとはしませんし、死にたいとも思わなくなります。

 十代の頃は死にたいと思って周りに言っていたのですが、死にたいと思っている時は生への執着があります。人が本当に死ぬ時は死にたいとは言わなくなります。

 僕の周りで自ら命を絶った人は最後は死にたいとは言わず、突然でした。

 今回感じた死は、死にたいとは思っていません。ただ、生への執着がなくなる。今の人生に満足しきった、やりきったと思っていました。

 人生に満足しきったら、生への執着がなくなりました。

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