第91話 モビリティリゼーション…かな

坂の下には自転車がスタンバイされていた。

普通の自転車が2台。

他に、見た目は人力車を自転車で引くような、簡単な日除け付きの二人乗せ。それが2台。こぐのは若い兵士で、王子様と侍女で後ろへ乗る。

安全安全て喚いたせいなのか、二人が乗るとジェットコースターのようなガードがされる。


走り出したら、街の様子が一変していた。自転車だらけ。

「自転車、もうこんなん?」

「まだ予約待ちの人も多いですよ」

もっと増えるのか。まじ東南アジア。

信号機置けないし、交通整理の人員もいらないから、交差点はロータリー方式で、譲り合って通過。

足下をチラ見すると、走行方向を示すよう、一部の石畳の色が黒い三角に変えられている。

法整備とその徹底も、口煩く喚いたおかげでスムーズに走行できる。やー、快適だわ。

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