第80話 好きこそものの

バンゴーに紹介してもらったプロディは、コミュ障の引きこもりオタクって感じだった。

で、オタクにありがちな好きな事や興味のある事はしゃべるしゃべる。前のめりに、実に熱心に。

バンゴーも聞いてたが、意味が分からないので、苦笑しつつ黙っていた。

「それでです!これは…」

「ああ、それは」

話が通じると思って止まらないようだ。それと名前が付いていくのが嬉しいらしい。静電気とか、放電とかぐらいなんだけど。

ふいに、咳き込んだ。声がしゃがれる。しゃべり過ぎだよ。

「エーちゃん、お茶お願い」

すっとプロディの前に新しいのが置かれる。

「ぁ、ぁ…」

ありがとうと言いたかったんだろう。でも、声が出てない。

「先にいただきなさい」

こくこく頷いて、お茶を飲んだ。

さて、どうするかな。このオモチャを発電機にするには、天才一人じゃあかんだろう。

照明、電灯ぐらいまではもってけるように、同好の士を集めてあげないと。

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