第4話 私の仕事

 私の仕事は、どうなっているのでしょう?

 今日は、2050年11月22日火曜日。

 働いていた頃から30年経ってるし、まだ、雇用されているのかしら?

 家の電話が使えそうなんで、電話してみたら、繋がらなかったけど、家から徒歩10分ぐらいだし、行ってみたら、もう会社が無かった。

 何となく予想はしてましたが、


 私は無職になりました。


 この時は、私はまだ30歳だし、OLの様な仕事がまた見つかるんじゃないかと軽い気持ちでした。

 どこか楽観的でした。

 とにかく考えない性格がこんなとこにも


 とりあえずスマホを復活させなきゃ


 幸い近くに携帯ショップがあったので入ってみました。

 ん?ここでもバーチャル店員。

 バーチャル店員どころか、もはや店内に端末が展示してすらいない。すべてバーチャル内で案内されている。

 なんか殺伐とした世界

 タッチパネルでもなく、すべて音声認識。

 人と話しているのと違和感がないぐらいのスムーズな会話で、伝わらないといったストレスも無いし、変なクセも無くむしろ対人よりも私は好きかも。

 店員の当たりはずれもないし。


 スマホを出したら、30年前の端末ですが契約更新は可能との事で安心。



 

 

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