第23話 たのみごと

村についた。

早速、フェルトたちと仕事場に向かった。

「おはようございます。」

「おう、おはよう。」

そういいながら、男は出てきた。

寝ぼけているのか、服は寝巻きのままだ。

「あ、あの、服が寝巻きのままですよ?」

そういうと

「あ、わりぃ、忘れてたわ。教えてくれてありがと。」

そういいながら、着替えに男は家に戻っていった。

そして、男がいない間、やるべき仕事を始めた。

男が戻ってきて、唐突にたのみごとをされた。

「最近、うちの知り合いの人の畑仕事が、大変らしいから、手伝いにいってくれないか?」

もちろん、僕は断りきれなさそうなので、仕方なく首をたてにふった。

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