ある日のこと

初めての部活動から約一週間。結構慣れてきたし部員のこともだんだん分かってきた。

「有村美紀」(アリムラ.ミキ)彼女は吹奏楽部一年生のリーダー的な存在で物事を遠慮なく発言していて吹奏楽部一年生を引っ張ってくれている。あと可愛い。顔も可愛くて足が長くスタイルもいい。正直僕は彼女のことが好きだ。

「浜辺美香」(ハマベ.ミカ)「東条幸子」(トウジョウ.サチコ)は有村美紀の子分みたいな感じだ。本当に二人はずっと有村美紀と一緒にいる。

あとまだまだいるんだけど見飽きたよね。だから名前だけ教えると「田中凛」「三島千里」「斎藤聖菜」「佐藤小春」「小林榛名」「鈴木美桜」「中村希美」「山崎綾乃」「高橋琴音」「松村利理」「加藤ななこ」「岡田優菜」「福島結衣」「太田真保」で全員僕合わせて18人だ。

2日前、自己練習もとき有村美紀とその子分たちが何か話しているのを耳にした

「ナツキ男子一人で目立ちゃってない?」

「それな。私、男子だけの部だったら絶対退部しちゃうかも」

「コンクールとか一人浮いちゃうと恥ずかしくない?」

「あっ私いいこと思いついた!」

.....

そっからは聞き取ることが出来なかったけど好きな子に悪口言われるのはちょっとショックだった。

今日から夏のコンクールに向けた練習を始める。だから今日は先生の教えも長く30分もあった。


やっと先生の教え終わった。皆疲れて楽器を置き椅子にもたれかけた。僕も結構疲れた。明日、確定で腹筋筋肉痛だわww僕は椅子に座り休憩していた。するといきなり後ろから衝撃が来て前に倒れこむ形になった。僕はとっさに床に手を突こうして手を前に出した。すると、その手が高橋琴音さんの胸部に触れてしまった。慌てて手を放した。

「ごめんなさい。わざとじゃありません」

「やっば、マジやばいんだけどww」

「えっ、」

僕は慌てて横を見るとそこにはスマホを片手に動画を撮っている有村美紀がいた。

「ネットにアップしたりLINEとかで送んないでください。ごめんなさい。」

「ん~分かった。一応そういうことはしないよ。」

あぶなかった~ 今の場面だけ見たら僕はただの度スケベ痴漢やろうじゃないか。それ以降今日はこの話題が取り上げられることはなかった。

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