第2話 初めての面会
長男と初めて面会するまでに半年かかった。
いくら親子とはいえ、半年もブランクがあれば、最初は他人行儀でよそよそしい。
ましてや施設の職員立ち会いならば、なおさら普段通りに振る舞えない。
しかし、やはり親子だ。母子の雰囲気をだんだん思い出していった。
面会のたびに身体は成長しているけど、その子の本質は何も変わってはいなかった。
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