苻堅11 勇将楊定
「お前は私の子として
大軍を率いておきながら、
いいようにされおって!
よくもおめおめと
生き恥をさらしておれるものよ!」
この責めに苻暉は
怒りと恥のあまり、自殺した。
慕容沖の略奪行為に抵抗するため
城壁を築いて自衛する集落が
三千少々あった。
かれらは
リーダーとし、苻堅のために
食料品の援助を送ってよこした。
敗北し、苟池は戦死し、
俱石子は
この結果に苻堅は怒り、
今度は
慕容沖を攻撃。大破した。
この結果鮮卑の民一万余りを獲得。
長安に帰還してきた。
苻堅、鮮卑の民に八つ当たりした。
穴を掘って、埋めたのだ。
おい。
楊定の想定外の強さに、
慕容沖はやべえ、と察する。
馬が飛び越えられないほどの
大きさの穴を掘り、防衛に入った。
苻暉屢為沖所敗,堅讓之曰:「汝,吾之子也,擁大眾,屢為白虜小兒所摧,何用生為!」暉憤恚自殺。關中堡壁三千餘所,推平遠將軍馮翊趙敖為統主,相率結盟,遣兵糧助堅。左將軍苟池、右將軍俱石子率騎五千,與沖爭麥,戰於驪山,為沖所敗,池死之,石子奔鄴。堅大怒,復遣領軍楊定率左右精騎二千五百擊沖,大敗之,俘掠鮮卑萬餘而還。堅怒,悉坑之。定果勇善戰,沖深憚之,遂穿馬埳以自固。
苻暉は屢しば沖に敗せる所為れば、堅は之を讓めて曰く:「汝、吾の子なるに、大眾を擁し、屢しば白虜が小兒に摧さる所為れば、何ぞを用い生きるを為さんか!」と。暉は憤恚し自殺す。關中の堡壁の三千餘所は平遠將軍の馮翊の趙敖を推して統主と為し、相い率い結盟し、兵を遣り糧にて堅を助けしむ。左將軍の苟池、右將軍の俱石子は騎五千を率い、沖と麥を爭い、驪山にて戰い、沖に敗せる所と為り、池は之に死し、石子は鄴に奔る。堅は大怒し、復た領軍の楊定を遣りて左右精騎二千五百を率い沖を擊たしめ、大いに之を敗り、鮮卑萬餘を俘掠し還ず。堅は怒り悉く之を坑ず。定は果勇にして戰を善くせば、沖は深く之を憚り、遂に馬埳を穿ちて以て自ら固む。
(晋書114-10_衰亡)
どこにも書かれていないのに、俺の中の
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