2.普通とは
題名にもなっているように、私は自身を普通の生活を送る普通の女子大生だ、と思っています。
でも、本当にそうでしょうか。
そもそも普通ってなんなんでしょうか。
ググってみた所、辞書的には特に変わっていないこと、ごくありふれたものであること、当たり前であること、一般的に、等の解説がありました。
解説の通りに自己解釈すると
「私」はごくありふれていて、周りと何か変わっているものはなく、当たり前に存在する一般的な人間であるということになります。
大学生として私と同じような生活を送っている人は他にもいるし、女子大生ということに変わりはなく、この世に私が実在しているからには当たり前なわけです。そして、また私の周りにいる友達も皆普通の女子大生だということになります。
でも見た目や性格などの個性の面も合わせて考えてみると、普通の人なんてのは居ないと思うのです。
顔や性格が全く同じ、という人はいません。
仮に私が全世界から美しいと認められる有名女優になりたい、と強く憧れを持っていたとします。
憧れすぎて同じ顔になれば私も同じ地位になれる、と目論んだとします。
整形をし、見事その人と同じ顔を手に入れることが出来ました。
しかし、外見が同じでも内面は異なります。本当の自分なんてものは自分にしかわかりません。
どんなにその女優さんに憧れていて、似せられたとしても全く同じようにするのは不可能です。
そう考えるとこの世に普通の人なんてのは居ないようですね。
十人十色、という言葉があるように変わりない人はいないようです。
だから私のことを普通の性格だよね、というのは禁句ですよ。
…しかし、困ったことになりました。
私は普通の女子大生ではない、という結果が出てしまったせいで、早くも題名を変更する必要があるようです。どうしよう。
…まぁ、とにかく「普通」には広い意味があることがわかりました。ってことは、普通を自分的に解釈してもいいわけですね。
個性は人それぞれにあるとは思っているし、
自分にも個性がある事は理解しているが、
そんな中でも大体毎日それなりに生きていて、
ある程度幸せを感じれている。
つまり女子大生のレベルとしては平均的である。
だから結局のところ、私はごく普通の女子大生である、ということにします。
異論は認めない、とは決して言いません。
ですが、暖かい目で見守ってくれるとGJD(ごく普通の女子大生)は嬉しいです。
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