第2話 上司面に熱湯をかけたい

一緒にやっていこうと言われ、嫌だけど、会社が軌道に乗ったら辞めればいいしと思って、同じ職場で働くようになった。


結果、上司になった。


同士だと思っていた。だが現実は、上司に気を遣えと言われる関係になった。


私の見込みが甘かったのが悪い。勘違いしていた。反省している。


だからせめて辞めさせてほしい。


友人から誕生日プレゼントが届いた。ヘッドマッサージ器には吹き出して笑った。羊のガラスコップもあった。同じ柄のマグカップを昨年の誕生日にもらっていた。顔がほころぶ。羊大好き。


人事考課表を作ってやっている、という会社のパフォーマンスほど馬鹿げたものはない。はいここ、テストに出まーす。

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