登場人物設定

影宮

夜影

【???】 ???

記憶を失う前の名前は誰も知らない。

記録も残っていない。

両親を失った孤児で、施設にいた。

世界が滅ぶのを止める研究で実験台となった。

無邪気な笑顔の裏に秘める狡猾さは誰にも見抜かれず、人を騙しながら自身が元凶であると気付かせない。

言葉や外観で人を惑わせ騙し操作するのを趣味としていた。

母親は殺され、父親は自殺。

両親の死を実際に目にしていたが、見ていない風を装っていた。


【零】 ゼロ

実験台となり記憶を失った後研究者から名付けられた。

初めてこの実験台となった第一人者であり、まら実験が成功した第一人者である。

しかし彼女の実験の後、三十名が実験台となったが誰も成功せず、どろどろに溶けて死亡した。

実験内容は未だ解明されていない不可思議な力、『妖力』を人体に注入する。

そしてその力を得ること。

しかし、不可思議な鉱石から得た妖力はあまりにも強力過ぎ、人を呑み込み形を変えやがて溶かしてしまう。

彼女のみがその『原妖力』で成功していた。

研究者は妖力を薄めることに成功した。

その薄めた妖力を九名に注入した結果、成功する。

しかし、成功したと報告されると同時に彼女は妖力の影響で記憶を全て失った。

名前も、親の顔も、記憶を失うまでにあった全ての記憶を失った。

しかし生きていく上で必要な知識などは失われていなかった。

彼女が保管されている部屋の中で彼女は妖術を発揮する。

溢れ出す妖力を発散させる為に放った妖力が気体となり部屋に充満したが、彼女の意思でそれが人にとって毒となることもあれば治癒力を持つことも可能であるとわかった。

次に彼女はその部屋でまだ収まらない妖力を一息に発散させようと念じた結果、時空の門を生み出した。

そればかりでなく彼女は様々な時を操ることに成功していた。

そこで壊れた物を直せるかなどの些細な実験が何度も行われた。

実験を行う内に彼女は妖力を使いきった。

そこでもう一度妖力を注ぐことにした。

彼女は鉱石の原妖力を全て自ら呑み込んだ。

その間に他の九名も力を発揮していた。

それらを『妖術』と呼ぶ。

彼女は完全なる時空の門を開いた。

時空の門より過去へ遡りこの世界が滅ぶことを阻止することをこの十名に託し時空の彼方へと送り出したのだった。

名前はこの世界の最後を最初へとリセットする、0という意味で名付けられる。


【影猫】 エイネコ

九名と共に時空の彼方へと飛び立った後、人もまだ居ぬ時代に辿り着く。

しかしまたも彼女は記憶を喪失した。

九名もまた時空を飛ぶ内に記憶を喪失してしまい互いに新たなる名前を名付けあうことにした。

その時には十名全員が妖力の影響により容姿が変わり始めていた。

彼女の容姿は大きな黒猫だった為にその名が付けられた。

妖力を持つ十名は最早人とは言えない状態になっていた。

これを『妖』と呼ぶ。

彼女らは仲間を増やすことにした。

その内に大災害が起き、彼女のみ時空へ逃れ生き延びた。

妖の頂点十本頭の第三頭 時空の大妖怪として呼ばれている。

何故第三頭なのかというと、特殊な順で数えた時そこに位置したというだけで上下は存在しない。


【夜上】 ヤガミ

彼女が時空へ逃げ辿り着いた先、戦国時代で名付けられた名前。

仲間を裏切り一人逃げてしまったことから記憶を妖術で短刀に封じた。

その短刀の名前は全て『残影』と呼ばれる。

彼女以外は扱えないほど凄まじいエネルギーを秘めている。

その時代で彼女は人間に拾われた。

そこに虎太が存在していた。

ここで義理の兄妹となった。

その時の記憶を二人共覚えており、密か胸の内へしまっている。

しかし彼女は我が身を守る為に初めて人を殺す。

返り血が片目に入ってしまい、妖力が反応して瞳が真っ赤に染まり洗っても戻らなくなってしまった。

そして彼女はそれを理由に人に忌み嫌われていたがその時、その村が大火事になった。

虎太と夜影は互いに離れ離れになってしまい、それぞれ別の忍の里に入ることとなった。

大火事となったその風景が彼女のトラウマとなる。

しかしその時、輪丸と出会い親友のような間柄に。

輪丸は先生に陥れられて忍の里の仲間を皆殺しにし彼女を追い詰めることとなる。

だが輪丸は彼女と共に人の道を歩むことを願っており彼女を殺すことを拒んだ。

結果輪丸は先生に殺され彼女は激怒して先生を殺した。

彼女はその勢いのまま多くの忍の里を滅ぼした。

その時に名を捨てた。

この名を知っている者は彼女以外いないとされているが、実は虎太は覚えている。

この行為が忍の間で伝説となり、伝説の忍と呼ばれるようになる。

その伝説を鎮めるように武雷の武将が彼女を雇った。

彼女は主と共に戦死したが魂が強い妖力のせいで消滅せず生きている人間に入り込みとりついた後に呑み込み彼女へと容姿も全て変化してそれが『転生』と表された。


【夜影】 ヨカゲ

転生を果たす前に魂の状態で時空を渡り少し過去に戻った。

そしてそこでも伝説を繰り返した為に伝説の名が早めに呼ばれることになる。

その時は虎太と出会うよりも前の時だった為にあれ以来虎太とは会っていない。

その内にこの夜影の伝説を殺す為に虎太が優秀な忍へと育てられやっと再会を果たすも夜影が夜上だとはわからず本気になれなかった夜影を本気で殺す。

虎太はそこで伝説殺しの伝説を人に呼ばれるようになり、伝説の忍となった。

が、夜影はまた転生して現れた。

そしてまたも武雷に仕え、その時の主と戦死。

その時伝説の名は捨てたつもりになっていたので元伝説の忍という肩書きに切り替えていた。

ただ夜影は死ぬ直前にその戦場にいるすべての者を殺すという行為をやっているので結局伝説は呼ばれ続けることとなった。

何度も死に転生し、武雷に仕え続ける。

主への忠義は誰にも負けないくらい熱い。

実は武雷忍隊(十勇士の元長を殺し隠蔽した張本人。

今や武雷忍隊(十勇士)の長をしている。

歳上で自身より身長が上で愛してくれる相手がタイプ。

才造の爺が初恋で殺し合いになり殺し、才造で収まった。

一途で浮気はしないが任務で相手を惚れさせたりなどはする。

がその時感情は一切ない。

水中は二時間息を止めていられる(それ以降は道具使用)

泳ぐ速度は明朗以上。


関係

主↔夜影    主従関係

才造↔夜影   夫婦

頼也↔夜影   親友

伊鶴↔夜影   親しき友人

冬獅郎↔夜影  血縁

虎太↔夜影   義理兄妹 好敵手 忍友

輪丸➡夜影   依存 唯一無二の親友

輪丸⬅夜影   恐怖 呪い 友人

他十勇士↔夜影 部下と上司 仲間 友人

雪⬅夜影    育ての親

雪➡夜影    我が子

大妖怪↔夜影  実験台仲間 妖長同士

莎羅↔夜影   知人


能力

忍術、妖術

影を操り時空を飛ぶ。

大概のことはできる。

体内に毒を飼う

血肉が猛毒であり、わざと斬られて血を浴びせることもある

基本的に薬や毒は効かない

変幻自在で容姿、声なども変えられる。

普段は人の形に化けているだけで実際は黒い毛並みの巨大な猫又である。

また、妖の姿になっても自身の体を妖術で変化させている。

二種の翼、鎌のような尾と黒い大蛇の長を作っている。

また翼はそれぞれ防御と攻撃の役割を持っており、決して折れない。

千切れても実は毛なので大してダメージはない。

鎌のような尾は形だけでなく殺傷能力は高い。

しかし、傷付けたくないと望めば殺傷能力は失われふわふわ、見た目のみになる。

もう一尾の黒大蛇はまるで生きているように動く。

そして、夜影本体が息ができない場合、代わりに呼吸口になりこの大蛇が息ができない状態にならない限りは夜影本体の窒息は有り得ない。

さらに、大蛇の牙には猛毒がある。

大蛇の目も機能しており、背後の様子も伺える。

また、この二尾は無限に伸縮できる。

大概の武器は使いこなせる。

普段隠し持っている武器は、忍刀、手裏剣、大型手裏剣、鎖、短刀、鎖鎌、針などと様々。

爪さえ武器となる。

薬は致死性のあるものばかりで唯一致死性のない薬は万能薬のみ。


容姿

【???】

黒髪

黒瞳

黒に赤い線が走るフード

赤に黒のワンピース

黒い編み上げブーツ


【零】

黒髪

漆黒瞳

灰色の実験着

裸足


【影猫】(人型の時)

猫耳/二又の尾 黒

黒髪

蒼瞳 漆黒瞳

緑の着物

色変の傘


【夜上】(子忍の時)

黒髪

赤瞳 漆黒瞳

黒い忍装束

覆面


【夜影】

黒髪

赤瞳 漆黒瞳 (蒼瞳)

烏風忍装束

黒/緑迷彩忍装束

水忍装束

桜忍装束

男装

など


おまけ

【宮内 ???】 クナイ ???

宮内家の養子になった。


【木之下 ???】 キノシタ ???

宮内家の養子の時任務で偽名を名乗る。

そのまま子供を作り子孫を残す。

偽名の血と密かに呼ばれている。


詳細

年齢    23

体重    不明

伸長    167.9㎝

誕生日   不明

性別    女(中性的)

一人称   こちとら

二人称   あんた あんた様 名前呼び

トラウマ  火 主の死

飲酒    好む(酔わない)

喫煙    煙管を好む(人の魂を吸う)

季節好   冬 春

出身    現在の広島県

血液型   O



転生について

実のところは転生とは違う。

体が死んだ時に妖魂が飛び別の人間の体に取り憑いて乗っ取っている。

完全に乗っ取るにはその人間それぞれかかる時間は違う。

一年や二年ではできない。

人間の魂を徐々に侵食し、呑み込んでいく。

そして妖力によって体を変形させていき夜影らしい容姿へと変える。

その時にはもうその人間の自我も何も残っていない。

そんな夜影の体(器)を何代目と数える者もいるが夜影自身は数えていない。

ただ、虎太が何代目なのかだけは数えている。

虎太を殺したらそこで虎太は終わるということはわかっているので絶対に殺さないようにしている。

夜影が虎太を殺さないようにしていることを虎太が薄々気付いているということも夜影は察している。

だが虎太が何故なのかまではわかっていないことも察している。

殺してしまうと感じると虎太に殺されるかなんとか逃げるかを選択するようにしている。

うっかり殺しかけた時はトドメを刺さないばかりか虎太を仕止めようとする者を払うことまでしている。

虎太が居なくなるというのが嫌でやっている。

因みに、十勇士は夜影のその仕組みを大体は理解しており、虎太の仕組みについては知らない(興味を持たない)。

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