タイムリミット

天然海苔

第1話

昔々、遠くの宇宙の一つの惑星で、ある切っ掛けで、日常が狂った物語。


朝日が登り始め、日の光が部屋を照らしだし、何時ものようにケンは起きて、仕事に行く準備を始めた。


ケンはフリーでカメラマンをやってる青年だ。


普段は、モデルを撮ったりして、出版社等から金銭を貰って生活をしてる。


季節は冬も本格的になり始めたが、今年は比較的暖かく、撮影には良いシチュエーションだ。


車に機材を積み、ロケ地迄、車を走らせた。


気温も良く、モデルの子も上機嫌で問題なく、撮影が進み予定よりも早く撮影が終わったので、モデル、マネージャー、スタッフ達と近くの飲食店で軽く夕飯を食べ、撤収した。



家に着き、風呂に入り明日の準備をし、就寝する前に、ネットを観ると、ある国で、人が倒れてるニュースが飛び込んできた。


ニュースの内容は原因不明で高熱で人が倒れているというものだった。

ケンは自国のニュースでも無かったので、さほど気にせず半年後の彼女のプレゼントを検索していた。


翌朝、テレビをつけて、朝食を食べてると、速報で倒れてる人の数が増えてるとのニュースが流れてたが、ほんの数分で終わってしまった。



何時ものように仕事に行き、いつもと変わらず世の中が忙しく動いていた。


早く着いたので、近くのカフェでお茶をし、店内を眺めてると、店は満席で従業員はバイトに指示しながら店を稼働させていた。


その時、携帯に鳴り、マネージャーから『電車の遅延で遅れます』と連絡が来た。

相変わらず電車は満員で、朝のラッシュは相当キツそうだ。


見習いの時はケンも毎朝、ラッシュの電車で会社に行ってたが、フリーになり少し早く、家を出ないと行けないが、車で出勤するようになった。『もうあんなラッシュは嫌だ』そう思いながら機材のチェックをしていた。


撮影は少し遅れて始まったが、そんなに遅くなることも無く、無事終わり撤収となった。


家に着き、くつろいでると、相変わらず誰と誰がくっついたとか平和なニュースが流れてたが、時折、原因不明で倒れてる人が亡くなるとニュースで流れてた。

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